(本画像の権利はRIZAPグループに帰属します)
今回は投資について書き綴ります。
16日の米株式市場でダウ工業株30種平均は
前日比145ドル13セント(0.37%)安の3万8627ドル99セント
で終えました。
1月の米卸売物価指数(PPI)が市場予想を上回る伸びとなり、
米長期金利が上昇したため、
相対的に株価の下押し圧力になった模様です。
しかしながら、基本は株式市場の環境としては良好な状態が
続いています。
一方、日本の株式市場においては、
16日の日経平均株価は続伸し、
前日比329円高の3万8487円と約34年ぶり高値を更新しています。
買い圧力が昨今高くなっており、トレンドフォローの様子が
高まっています。
この良い相場環境がどの程度続くのか注目していきましょう。
さて、この度、私も投資している、
RIZAPグループの2023年度第3Qの決算発表がありました。
その決算内容をチェックしてみましょう。
↓ 前回の決算発表を受けての記事になります。
1.売上収益/営業利益
売上収益は1229憶円(前年1152億円)
営業利益はー47.7億円(前年ー10.9億円) でした。
売上原価は 627億円から629億円へ +2億円
販管費は 538億円から653億円へ +115億円
販管費の費用増が営業利益の押し下げに響いている格好が
継続しています。投資拡大時期のため、やむなしといった所です。
販管費がトータルで+115億円増加なので、
この増加分がなくなると、営業利益は60-70億円相当になります。
収益が増加しているのに売上原価がほぼ横ばいなのが
引き続き注目に値します。
chocoZAPへの投資拡大で経費費用が大きく響いていますが、
このように逆算すると、営業利益はプラスを稼ぐ
実力があると言えそうです。
つまり、投資が必要ない時期にくれば大きな営業利益が
期待できます。
chocoZAPの会員数は、
国内フィットネスジムにおいて、日本一の会員数達成後、
順調にその数を増やしています。
今後も継続的な増加が見込まれ、これから規模の経済により
利益に跳ね返ってくると同時に、今回中計を改定したように、
予想通り、会員数が伸びていくのか、はたまたどこで頭打ちになるのか
投資においては見極めが必要です。
2.営業キャッシュフロー
営業キャッシュフローは 約12億円となりました。
第1Qはー6.8億円だったので改善しています。
決算資料には、支払サイト変更に伴い一時的に減少と
記載があります。
予想通り、第4Qに改善するか注目していきましょう。
3.投資拡大により現金は減少、今後ウォッチが必要
現金及び現金同等物は97億円となっており、
昨年と比較して、60億程度減っています。
この減少トレンドと有利子負債の状況が今後
落ち着いていくか注目していきましょう。
4.業績状況
投資拡大中のchocoZAPの状況です。
<chocoZAP>
会員数:112万人 (決算発表時点)
前回より、+11万人を記録しています。
初期費用はおいておいて、
会員数(上記人数)×会費(税込価格 3,278円)×12か月
=年間売り上げ収益 約450億円程度の計算になります。
店舗数は1333店舗となっています。
第2Q発表時より、+約150店舗となっています。
すごい早い店舗展開でしたが、
今期は一旦落ち着かせる模様です。
5.今後の注目ポイント
やはり、大幅投資を継続中の、
chocoZAPの業績の行方が引き続き大注目になります。
順調に会員数が増えれば、
第3Qでついに単月 営業利益プラスを計上しました。
大事なのは、この傾向がずっと続くかどうかになります。
継続的に状況を注視していこうと思います。
この嵐の時に、資産運用の船が転覆しないように戦略を練っていきましょう。
また、皆様の健康を祈って、今回の記事を締めたいと思います。
(*本内容は、特定の銘柄、取引を推奨するものではありません。取引に当たっては、ご自身のご判断でお願いします。売買で被られた損失に対し、著者は何らの責任も持ちません)
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