本画像の権利はRIZAPグループに帰属します
今回は投資について書き綴ります。
つい今週初め、2022年度のRIZAPの決算発表が
実施されました。
構造改革後の、chocoZAPへの集中投資。
chocoZAPの認知度は日に日に増しています。
そのため、決算発表前から注目を集め、
決算発表前までは、大きく株価は上昇し、
その後、大きく下落しました。
出店、会員数の伸びは想定以上だったものの、
決算の数字が思ったよりも悪かったということ
なのでしょう。
では決算発表の中身を見ていきましょう。
↓過去記事です。
1.売上収益/営業利益
売上収益は1605憶円(前年1609億円)
営業利益はー45億円(前年58億円) でした。
売上原価は 857億円から897億円へ +40億円
販管費は 702億円から753億円へ +51億円
ここら辺の費用増が響いている格好です。
RIZAP関連事業が -66億円の営業損益のようなので、
chocoZAPへの投資拡大で経費費用が大きく響いていますが、
この費用を逆算すると、営業利益はプラスを稼ぐ
実力があると言えそうです。
chocoZAPへの先行投資費用が77億円(出店投資63億円)
の記載があり、この情報とも整合します。
その他既存事業は46億円から20億円に減っており、
原価の上昇等により、稼ぐ力は弱まっているように
見えます。
2.営業キャッシュフロー
営業キャッシュフローは 24億円弱となりました。
前期は約100億円ありました。
投資増加に伴う、利益減少が響いている形となりますが、
営業キャッシュフローとしてはプラスを保っています。
3.現金は減少し、投資拡大
一昨年と比較して、キャッシュが80億円程減っているようです。
有利子負債は160億円程度増加しています。
資本としては、242億円となっています。
4.各種業績状況
投資拡大中のchocoZAPの状況です。
<chocoZAP>
会員数:55万人 (決算発表時点)
初期費用はおいておいて、
会員数(上記人数)×会費(税込価格 3,278円)×12か月
=年間売り上げ収益 200億円を突破とのことです。
仮に300万人まで突破すると、
年間売り上げ収益 1000億円を突破します。
<RIZAP>
累計会員数は今回から公表されなくなりました。
前回、18.3万人だったので、20万人届かない程度と予想はされます。
法人会員は伸びているという説明資料はありました。
5.今後の注目ポイント
やはり、大幅投資を継続中の、
chocoZAPの業績の行方が大注目になります。
順調に会員数が増えれば、
今年度、どこかのタイミングで損益分岐点を越えて、
利益に乗っかってくるタイミングが来るはずです。
その兆しが第3,4Qで見えてくるのか、
継続的に状況を注視していこうと思います。
この嵐の時に、資産運用の船が転覆しないように戦略を練っていきましょう。
また、皆様の健康を祈って、今回の記事を締めたいと思います。
(*本内容は、特定の銘柄、取引を推奨するものではありません。取引に当たっては、ご自身のご判断でお願いします。売買で被られた損失に対し、著者は何らの責任も持ちません)
↓押していただけるとブログ継続励みになります。