本画像の権利はRIZAPグループに帰属します
今回は投資について書き綴ります。
米株式市場でダウ工業株30種平均は4日ぶりに反発し、
前日比25ドル高の3万4500ドルで終えましたが、
大きく相場が下落した週となりました。
米国で中国不動産大手の中国恒大集団が破産申請したこと
を受けて、世界各国の株式市場が下落をしています。
中国の経済動向も低調な状況が続き、
上記、不動産企業の経営問題とが再燃し、
利上げ長期化への警戒感が根強く、投資家心理を冷やしています。
この状況が長く続く傾向となるのか
注意深く見守りましょう。
さて、RIZAPグループが
2023年第1Qの決算発表を行いました。
その中身について見ていきましょう。
↓過去記事です。
1.売上収益/営業利益
売上収益は387憶円(前年377億円)
営業利益はー28億円(前年ー2.8億円) でした。
売上原価は 209億円から207億円へ ー2億円
販管費は 171億円から209億円へ +38億円
販管費の費用増が営業利益の押し下げに響いている格好です。
販管費が38億円増えているので、
この増加分がなくなると、営業利益は10億円相当になります。
chocoZAPへの投資拡大で経費費用が大きく響いていますが、
このように逆算すると、営業利益はプラスを稼ぐ
実力があると言えそうです。
4半期で10億円相当なので、年間で40億円相当となります。
chocoZAPの会員数は、決算発表後の報告で、80.0万名となり、
ブランド開始から約1年で、国内フィットネスジムにおいて、
日本一の会員数を達成しています。
今後も継続的な増加が見込まれ、どこで頭打ちになるのか
見極めが必要です。
2.営業キャッシュフロー
営業キャッシュフローは ー6.8億円弱となりました。
前期は約21億円ありました。
投資増加に伴う、利益減少が響いている形となりますが、
今後の営業キャッシュフローの推移を見守りたいと思います。
3.現金は減少し、投資拡大
一昨年と比較して、キャッシュが23億円程度減っているようです。
有利子負債は41億円程度増加しています。
資本としては、203億円となっています。
長期借入と資本性劣後ローンで67.5億円を確保した模様です。
4.業績状況
投資拡大中のchocoZAPの状況です。
<chocoZAP>
会員数:80万人 (決算発表時点)
初期費用はおいておいて、
会員数(上記人数)×会費(税込価格 3,278円)×12か月
=年間売り上げ収益 300億円を突破とのことです。
仮に300万人まで突破すると、
年間売り上げ収益 1000億円を突破します。
店舗数は880店舗となっています。
5.今後の注目ポイント
やはり、大幅投資を継続中の、
chocoZAPの業績の行方が引き続き大注目になります。
順調に会員数が増えれば、
今年度、どこかのタイミングで損益分岐点を越えて、
利益に乗っかってくるタイミングが来るはずです。
その兆しが第3,4Qで見えてくるのか、
継続的に状況を注視していこうと思います。
この嵐の時に、資産運用の船が転覆しないように戦略を練っていきましょう。
また、皆様の健康を祈って、今回の記事を締めたいと思います。
(*本内容は、特定の銘柄、取引を推奨するものではありません。取引に当たっては、ご自身のご判断でお願いします。売買で被られた損失に対し、著者は何らの責任も持ちません)
↓押していただけるとブログ継続励みになります。