今回は投資について書き綴ります。
今後、日本の景気はどうなっていくのでしょうか。
果たして、老後の生活に向けてどのくらいの資金が
必要なのでしょうか。
<年金運用について>
最近、年金運用を実施している、GPIFの記事が載っていました。
GPIFは、公的年金を運用する年金積立金管理運用独立行政法人です。
先ほど、2020年度の運用実績を発表し、
その結果、37兆7986億円の黒字で、黒字幅は最大だったとのことです。
3月末時点の運用資産が186兆1624億円となっていて、
年金積立金の市場運用を始めた、
01年度から20年間の累積の収益額は95兆3363億円という
成績となっています。
つまり、単純に比較すると、
倍の運用資産になっているんですね。
保険料収入と支出の差を比較すると、
ここ1年はコロナ禍で差が開いている模様なのですが、
ここ10年はこの差があまりありません。
つまり、現在の運用資産を運営して、
少しでも、運用資産を殖やしていければ、
少なくても、10年、20年というスパンでは、
年金崩壊という事態にはなりそうにないです。
もちろん、これに人口動態の変化により、
保険料収入と保険料支出のバランスは大きく
ずれる可能性はあり、詳細な試算は必要と思いますが、
一時期、年金不安を大きくあおられましたが、
その時の危機は脱しているような気がします。
<老後の生活費試算について>
さて、老後を考えていく際に、単純な式を考えてみました。
老後生活費=年金ー生活費+投資資産収益+収入
いままでは、年金ー生活費でやりくり出来たのでしょうが、
今後はそれでは心もとないですよね。
ここら辺の、ファイナンシャルプランは
人それぞれだと思うのですが、
もう少し、具体的に考えていきましょう。
老後生活費=(20万円)年金ー(30万円)生活費+(10万円)投資資産収益
これだと、投資資産のストックがあるので、
なんとか、やっていけそうです。
月々、10万円の投資資産収益は、
どのくらいの投資資産が必要なのでしょうか?
一般的に、FIRE等で標準的に設定される、
利率は4%程度となります。
月々、10万円は、年間にして、120万円です。
120万円に4%の逆数、25を掛けると
3000万円になります。
世間で言われてている、老後資産2000万円よりも
多いですが、これは、ストックである投資資産を
崩さない計算なので、
余裕がある試算結果といえると思います。
また、老後、収入を求めて労働する手もあります。
一つ、注意しなければならないのは、
いつから年金がもらえるかですね。
上記は、年金が支給されてからの試算なので、
この点は注意が必要でしょう。
このように、少し、データと現実的なシミュレーションを
すれば、少し現実味が見えて、安心できるのでは
ないでしょうか。
さて、投資成績が上向くように頑張ろう!
この嵐の時に、資産運用の船が転覆しないように戦略を練っていきましょう。
また、皆様の健康を祈って、今回の記事を締めたいと思います。
(*本内容は、特定の銘柄、取引を推奨するものではありません。取引に当たっては、ご自身のご判断でお願いします。売買で被られた損失に対し、著者は何らの責任も持ちません)
↓押していただけるとブログ継続励みになります。