今回は投資について書き綴ります。
つい先日の11月12日にテンセントの2020年第3Q7月ー9月期の
決算発表がありました。
テンセントのサービスのアクティブユーザの推移は以下の通りです。
QQはさすがに会員のピークを過ぎましたが、主力のWeChatは
まだまだ伸びています。
しかに、もう12億人ですので、中国だけではもうスケールしにくいでしょう。
20年3Qの決算としては、以下の結果となりました。
2020年7-9月期決算:
売上高:1254億4700万元(前年同期比29.0%増)
純利益:385億4200万元(同89.1%増)
2020年1-9月期決算:
売上高:3483億9200万元(前年同期比28.3%増)
純利益:1005億4500万元(同40.2%増)
特にスマホゲームの伸びが顕著でした。
中国ではほぼコロナウィルスの影響は抑えられているにもかかわらず、
巣ごもり消費が旺盛という結果がわかりました。
ワクチン開発の早期進捗のニュースの度に、下落する米国デジタル企業とは
少し異なります。
利益が89%増益です。コンセンサスの最大値が66%だったので、
このレベルの大企業としては脅威的な伸びでした。
いつもは決算跨ぎは株価は微妙なのですが、コンセンサスを大きく
上回ったため、株価は上昇しました。
テンセントは中国国内はもはや敵なしという状態ですが、
ただテンセントにも死角があり、中国文化のプラットフォームが海外で幅広く
受け入れられるかという課題があります。
これについては、TikTokの方が広く受け入れられているのかもしれません。
中国国内のデジタル化、医療のデジタル化、スマートシティ等のスケール、
そして海外への進出がうまくいくかが更なる伸びが継続するかの鍵と思います。
しかしながら、ここまでの大企業でありながら、企業体を変容できる企業に
変えたのは特出できるものです。
テンセントは、「新型インフラ」に向こう5年間で5000億元を投資し、クラウドコンピューティング、人工知能(AI)、ブロックチェーン、大型データセンター、スーパーコンピューティングセンター、IoT用OS、5Gネットワーク、音声・動画通信、ネットワークセキュリティ-、量子計算等に投資すると共に、クラウド産業基地、インダストリアル・インターネット基地、イノベーションセンター、産業パークなどの建設も予定しています。
まだまだ、違った形で事業内容を拡大できる可能性のある、
テンセントと共に投資生活を歩みたいと思います。
この嵐の時に、資産運用の船が転覆しないように戦略を練っていきましょう。
また、皆様の健康を祈って、今回の記事を締めたいと思います。
(*本内容は、特定の銘柄、取引を推奨するものではありません。取引に当たっては、ご自身のご判断でお願いします。売買で被られた損失に対し、著者は何らの責任も持ちません)
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