今回は投資に関して書き綴ります。
コロナウィルスの影響で、2020年2月から3月にかけて、大きく暴落した
株式市場ですが、国の金融政策による、日銀のETF購入枠倍増と
財政政策により、市場への救済資金とだぶついた資金の行き場が
株式市場に流れている理由なのか、大きく反発してきました。
日経平均では、16,552円まで下落し、最近では23000円台半ばまで回復し、
年初来高値の24,083円に迫ってきています。
NYダウも、18,213ドルまで下落し、最近では、28,653ドルまで回復し、
52週最高値の29,568ドルに迫ってきています。
全体の株価だけ見れば、Beforeコロナ、Afterコロナはさほど、
変わっていないのです。
これは一般常識で考えると驚くべきことで、
確かに個別銘柄を見れば、コロナで業績を伸ばしている企業、
大打撃を受けている企業はあり、業績への影響は様々です。
しかし、トータルすると、Beforeコロナ、Afterコロナでイーブンなのか
と考えるとそうではないですよね。一種のゆでガエル状態かもしれません。
実体経済は4-6月期で見ると、20~30%程度の打撃を受けています。
7-9月期も回復は緩やかです。
今年の2月、3月の相場のように、ひとたび
人々が恐怖にさいなまれると暴落し、
自動トレーディングの効果もあって一直線に下落することも
あるかもしれません。
それが、大きな企業の破綻なのかはわかりませんが、
実体経済に大きな影響を及ぼしている限り、確実に企業は体力を奪われ、
借入を増額して、何とか耐えれたとしても、あくまでも借り入れですから、
今後、数年以上で返済していかなければいけません。
投資家として、市場になんとか残り、サバイバルしていくためには、
「人の行く裏に道あり花の山」で、
相場は予想はできたとしても、コントロールできないものなので、
やはり、両建てで備えることが良いでしょう。
キャッシュポジションを厚くする、空売り等のショートポジションを
取って、急落に備える等です。
調子よい相場の時は、いつまでも心地よい相場が続くと錯覚するものです。
長い間、市場にいると良く分かります。
「勝って兜の緒を締めよ」 油断している時に、危機は訪れるものです。
大切な虎の子の資産を殖やしつつ、暴落相場から守っていきましょう!
この嵐の時に、資産運用の船が転覆しないように戦略を練っていきましょう。
また、皆様の健康を祈って、今回の記事を締めたいと思います。
(*本内容は、特定の銘柄、取引を推奨するものではありません。取引に当たっては、ご自身のご判断でお願いします。売買で被られた損失に対し、著者は何らの責任も持ちません)
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