ペッパーフードサービスという会社を知っていますか?
ペッパーランチという肉中心のレストランを国内外に展開しており、490店舗ほどあります。ここ数年は、立ち食いで、良質なステーキを安価に提供する いきなり! ステーキ事業を急速に展開していきました。現在はこの いきなり! ステーキの店舗も470店舗ほど展開しています。この事業展開が株価に大きく影響してきました。
さて、私の株取引の履歴を追ってみると、2017年8月頃から買い始めて、2018年1月には売却しています。
(出典:ヤフーファイナンスHP)
上昇トレンドの初期の方には乗れませんでしたが、ここぞとばかりに集中投資し、初期の下落のタイミングで売却することができました。
今思えば、私がこの株式銘柄で成功した教訓は以下の2つです。
1.顧客の需要に応える商品を爆発的に提供していた
これは、JINSの時と同じですが、もともとの立ち食いでステーキを早く、安く、そしてお客が食べたいグラム数分、つまり必要な量だけ提供できるという新しいコンセプトのステーキレストランを開発し、そのめずらしさにお客さんがどんどん集まっていました。また、肉マイレージカードを導入し、食にゲーム性の要素も導入し、順調に顧客獲得と店舗拡大を続けていました。これもJINSの時と同様に、需要>>供給の状態だったと推測されます。そのため、売り上げも昨年比200%を超える月も出てくるなど、爆発的に業績が上がっていったものと考えています。
2.株を買う、売るタイミングが良かった
これもJINSと同じです。ブームに乗るというのは非常に大事であることを再度、認識しました。逆を言えば、ブーム以外の期間はなかなか儲けにくいということですね。
2018年1月の時点では、業績は下降線というよりもむしろ絶好調な時です。
しかし、そこは株式市場。将来の成長鈍化を見越して、株価に織り込まれ、下降トレンドに入りました。この銘柄では当たりましたが、このような出口戦略は一番難しいところですね。
現在は、店舗がある程度拡大してしまったために、既存店同士の顧客獲得エリアの重複や他企業の参入等で、以前ほど好調ではありません。
以上から、教訓です。
1.需要と供給の大幅なミスマッチを起こしている企業を探せ!
2.ブームを起こしている企業に飛び乗り、ブーム中に飛び降りろ!
皆さんの投資生活に華やかに彩りを与えられれば幸いです。
(*本内容は、特定の銘柄、取引を推奨するものではありません。取引に当たっては、ご自身のご判断でお願いします。売買で被られた損失に対し、著者は何らの責任も持ちません)
↓押していただけると大変励みになります