今回は投資について書き綴ります
With,Afterコロナのポートフォリオの一つの銘柄として、
美団を買っています。
その美団が11/30日 2020年7-9月期決算発表を実施しました。
その結果を整理しようと思います。
美団(03690)の2020年7-9月期決算:
売上高:354億100万元(前年同期比28.8%増)
純利益:63億2200万元(同373.5%増)
ただし、この純利益の急増分は、
金融投資の評価益が前年同期の1億6400万元から57億7900万元に
急成長であるとのことで
営業外の特別利益相当であることは注意が必要です。
出前サービスの取引部門 売上高 :206億9300万元(同32.8%増)
営業利益: 7億6800万元(同132.2%増)
取引額1522億元(36%増)
1日平均出前件数:3490万件(30.1%増)
レストラン・ホテル予約部門 売上高 :64億7800万元(4.8%増)
営業利益:27億9800万元(19.5%増)
新事業部門 売上高 :82億3000万(43.5%増)
営業利益:▲20億2900万元(▲12億200万元)
プラットフォームしてのトラフィックを稼ぐ、出前サービスの売上高は3割
以上上昇しており、ベーストラフィックとしては順調に伸びでいるのでは
ないでしょうか?
上記を見てわかるように、
出前サービスは大きな利益を生み出すわけではありません。
このベーストラフィックをレストラン・ホテル予約に誘導することで、
大きな利益率を稼いでいます。
この部分の売上高があまり伸びていないのが少し気になります。
もう一つ、新規事業部門があり、売上が急激に伸びています。
ここのセクションは前年同期比で大きく営業損が膨らみました。
ただ、大きく売上高が上がっている所を見ると、
まだ、投資段階であり、刈り取りまでもう少し時間がかかるのでしょう。
ここの部分はもう一つ、決算発表をウォッチしておきたい部分です。
全体の決算発表としては順調と言えるのでしょうか?
プラットフォームしてのトラフィックを稼ぐ、
出前サービスの売上高を増加させつつ、
どう、高利益率の事業に送客できるかが肝であり、
そのような事業をいくつも作ることができるかが鍵だと思います。
トラフィックの方は、中国国内だけで事業をやっていくと、
いずれ頭打ちなので、頭打ちになる前に、
次の成長戦略が導き出せるかが
大きなキーポイントとなってくると思います。
ここら辺は次回の決算発表で見ていきたいと思います。
この嵐の時に、資産運用の船が転覆しないように戦略を練っていきましょう。
また、皆様の健康を祈って、今回の記事を締めたいと思います。
(*本内容は、特定の銘柄、取引を推奨するものではありません。
取引に当たっては、ご自身のご判断でお願いします。
売買で被られた損失に対し、著者は何らの責任も持ちません)
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