今回は投資について書き綴ります。
2019年 年末から2020年 年初の中国 武漢での
コロナウィルス発生から約1年が経とうとしています。
当初、日本でも騒ぎ出し始めた頃の過去記事を点検してみましょう。
以下、点検結果です。
まだまだ、中間地点なのかもしれません。
やはり、ワクチン開発が期待されます。
織り込み (-)ウィルス蔓延による、悲観シナリオのさらなる株価織り込み
織り込み (-)実体経済影響による数値が次々と発表される
織り込み (+)各国の経済、金融対策が発表される(規模により反応は異なる)
一部織り込み(-)企業の倒産報道が多くなる
織り込み (-)4月以降も経済活動の自粛が続く
織り込み (+)マスクの供給が需要に追い付いてくる
織り込み (-)オリンピックの開催について決まる(延期となった場合)
織り込み (+)各国の長期的な経済、金融対策が発表される
未(+)ウィルスの抗体の開発ができ、現場に提供される
未(+)かなりの人数に蔓延したため抗体を持つ人が多くなり、増加の勢いが減少する
未(+)日本のウィルスの感染人数が減ってくる
未(+)世界のウィルスの感染人数が減ってくる
未(+)経済活動の自粛が終わる
このコロナ禍の、いわば強烈な外圧がかかった状態で、大きく変わったものと
変わっていないものがあります。
少し整理してみましょう。
<Negative Impact>
以下のようなものが挙げられると思います。
人の移動の制限・・・海外/国内 旅客機、鉄道等の公共交通機関の打撃
海外/国内 観光業への打撃
国内 居酒屋、レストラン等への打撃
国内 リアル店舗への打撃
人数の制限・・・・・・エンタメ等のイベント関係の自粛、制限
大人数での活動制限(飲み会等)
物の移動の制限・・・・サプライチェーンの制限
グローバル調達の完成品への打撃
<Positive Impact>
ECの拡大・・・・・オンラインで購入する人の範囲、モノの範囲が拡大
テレワークの拡大・・在宅での仕事の確立
家庭用品の見直し・・・自炊用の食材、器材、テレワーク用の器材購入、
家庭菜園、ガーデニング、ペット等
家庭エンタメの拡大・・ビデオ、音楽、ゲーム、電子書籍等
<Neutral>
医療品の確保・・・・国内医療品の不足、急速需要への対応(マスク、消毒液等)
健康への影響・・・・移動不足解消への需要
<まとめ>
こう見てみると、人の移動で事業を成り立たせている会社、
そして人の集合が前提の事業はしばらく業績が厳しいものと考えられます。
一方、オンラインサービスに特化している会社は市場環境上の
大きなアドバンテージがありますね。
また、医療品、健康等に関連している会社もエッセンシャルサービスとしてより重要視されて必要とされますね。
一番変わったのは、人の価値観かもしれません。
単純に安いものを買うのではなくて、
社会の継続に本当に役に立つ商品や会社が
見直されていくことでしょう。
そういった意味では、日本は社会資本主義的な要素があるので、
株主資本至上主義とは異なり、
薄利でも継続しているエッセンシャルな会社は多くあります。
Positive Impactに大きく関係する会社への投資は必要ですが、
こういう、エッセンシャルサービスを提供している会社、社会に絶えず貢献している
会社を選んで、投資をして応援するのも、投資家としての醍醐味かもしれません。
会社を通じて、社会に貢献するのも、立派な投資家の本分だと考えます。