今回は投資について綴ります。
コロナウィルスの影響が拡大しており、株価が乱高下しています。
少しずつ、悲観材料だけではなく、政策による好感材料も株価に
織り込んで来ました。
ただ、ウィルスの拡大が続いている点、収束が見えない点、特効薬がない点、
経済活動の引き締め状態がいつ緩和されるのかがわからないこの状況では、
まだまだ、悲観シナリオを盛り込んだとは言えません。
以前から書いているように、私の投資スタンスはキャッシュポジション確保と
ショート戦略です。
ただし、闇雲に株を売り、キャッシュポジションを取ることはできません。
すでに、株価のピーク 24000円程度から16000程度に、30%以上
低下しています。
この状況では、5割以上 株価が低下している個別銘柄もあると思います。
拙速に売却すると、大きな損失と資産低下に繋がってしまいます。
一度、売却して損失を確定し、その後、株価の上昇期にうまく乗れないと
資産の回復が難しくなってきます。
この状況で単純な売却以外の取るべき戦略の選択肢は以下の3つあると思います。
1.株価が上昇するまでじっと耐える
やっぱり、保有銘柄の株価が下がってしまってはしょうがないですよね。
売却しない限りは損失は確定しませんので、じっと耐えるのです。
残念ながら、保有銘柄の株価が買値に戻るのは、数年後かもしれませんし、
戻らないかもしれませんし、5月頃にコロナウィルスの影響が収束するので
あれば、年内に戻るかもしれません。
しかし、当然のことながら、未来は読むことができません。
したがって、期間が確定しない塩漬けを覚悟し、持ち続けるのです。
2.可能な範囲で売却
これは、戦略としてはこうです。
すでに売却してキャッシュポジションを取った時に利益が出ている場合、
特定口座であれば約20%程度の税金が納付用に確保されていますが、
この範囲で個別銘柄を売却して損失を確定させ、利益と相殺させます。
これによるメリットは利益の20%程度分のキャシュポジションが確保されます。
この資金により、次の買い場を伺います。
3.ショート戦略
株を買って持ち続けることをロング、信用取引で株を空売りして売りから
入ることをショートといいますが、
例えば、今、持っている個別株がレストラン系の株だったら、
同業他社のレストラン系の株を空売りして、中立ポジションを作ります。
大きく下落した時には、その空売りした銘柄を買い戻すことによって
下落のショックを和らげます。そして、ロングの株の損失と相殺させます。
下落相場、大きなボックス相場には有効と言えるでしょう。
いかがだったでしょうか?
なかなか、投資家には厳しい状況ですが、
いかなる投資環境においても選択肢を持つことと、
そのためのポジション取りが必要になってくると思います。
この嵐の時に、資産運用の船が転覆しないように戦略を練っていきましょう。
また、皆様の健康を祈って、記事を締めたいと思います。
PS. 全くの私事ですが、右手を骨折しました。
しかーし、痛みに耐えながらブログは続けようと思いますので、
応援宜しくお願い致します。
(*本内容は、特定の銘柄、取引を推奨するものではありません。取引に当たっては、ご自身のご判断でお願いします。売買で被られた損失に対し、著者は何らの責任も持ちません)
↓押していただけるとブログ継続励みになります。