今回は読書レポートです。
大人になったら知っておきたい
マネーハック大全 山崎俊輔さん です。
昨今、老後の心配をさせるキーワードが飛び込んできます。
人生100年 副業解禁 70歳定年 少子高齢化 老後資金2000万
センセーショナルな言葉は私たちの心を揺さぶります。
ただし、社会保障制度を知った上で、これに積み上げる形で、
キチンと資産形成の備えをしておけば、必要以上に心配になる必要はないと
思います。
今回のマネーハック大全は基本的な考え方、コツを押さえていますので、
節約、投資、社会保障制度、老後等をこれから真剣に考えていこうと
している皆さんには良いかもしれません。
では、私がポイントかなと思った部分を中心に紹介していきます。
【カントリーバイアスに注意】
日本に住んでいるので、日本株のみが投資対象ではない。
日本の国土は0.25% 人口は、1.8%でしかない。
【マーケットとの対峙方法】
過熱したマーケットはいつか崩壊すると考えていれば投資スタンスが変わる。
【節約方法】
同じ商品なら、より安く買う。
同じ満足度なら、より安い商品を選択する。
ほしいものリストに登録し、時間を置いた後、高還元率の時に欲しければ買う。
買う前コスパ、買う瞬間コスパ、買った後コスパがあり、
買う前コスパの期間を長く取ることで、楽しめて、安値も狙えて節約にもなる。
【利率と投資】
1970年頃は利率は7%くらいあったが、物価上昇率も9%程度あった。
投資信託の投資先に迷ったら、お墨付きのつみたてNISA対象を選択肢とする。
投資する会社員と投資しない会社員に格差が広がる。
金融庁のつみたてNISAのパンフレットによると、
20年積み立てるとほぼ100%プラスになる。
その条件は、積立投資、分散投資、長期投資 長い目で見ることが大事。
【スマホを有効活用】
アプリで、簡単に家計簿管理する。
家計簿をつけても、反省は絶対にしない。未来の行動改善につなげる。
【お金をおろしにくい環境】
子供名義の口座を作る。
給料日に全額貯金口座に引き落とす。
一時的な支払超過は定期預金からの当座貸越で対応可能。
【老後資産】
1か月の平均生活コスト 26万4000円
平均年金 19万2000円
自分資金 7万2000円
7万2000円×24.5年(平均余命)=2116万8000円
ただ、一般的には足りないのは、教養、娯楽、交際費分と言われているので、
その分を備えておけば良い。今の自分が老後の自分に仕送りすると考えれば良い。
退職金も充てられるかもしれない。
また、年金の運用資金は160兆円くらいあり、
ここ20年で、66兆円も増えている。
いかがだったでしょうか?
メディアの騒ぎ方はすごい反響でしたが、制度と現状を正しく理解し、
きちんと地に足を付けて備えをしていけば、大きな心配はないと
安心できる内容ではないかと思います。
将来の老後資金を今まで考えてこなかった方や、心配に思っている方には
おすすめの本です。
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