今回は読書レポートです。
売ってはいけない 売らなくても儲かる仕組みを科学する です。
筆者は、永井孝尚さんです。
大量生産、大量消費終焉の時代。所有にこだわらない層も出てきた昨今。
どのような考え方で、顧客にサービスとして提供するのかが問われてくる
時代になってきています。
本書がその気づきを与えてくれると考え、購入しました。
では、その中身を見ていきましょう。
【新しい売り方とは】
ネスレはマシンを無償提供する代わりに、
1杯20円のコーヒーをアンバサダー経由で売る。
アンバサダーは利用者は40万人を越えた。
GUは試着のみの店舗を展開している。購入するのはネット経由。
丸井も商品をすでに売っていない。ショーケースとして店舗を利用している。
蔦屋家電も、1区画20万円で提供して、ショーケースを展開している。
30区画あるので、売上6000万円/月
文喫という書店があり、入口で1500円+消費税を払えば、
読み放題、コーヒー無料、食事もできる。
本の売り上げでも儲ける。4割が書籍を購入する。
フェラーリ 欲しい客の人数よりも1台少なく売る戦略で、ブランド価値を確保
【客を選ぶ】
ラクサス 高級バックが借り放題 6800円 過去は29800円だった。
一部の、汚したり、管理が悪い顧客を切り捨てて、選ぶことによって、
価格を下げ、優良顧客への価値を高めた。お客様は神様ではない。
売れるのは課題を持っている顧客 成長思考型、トラブル型であり、
平常を好む顧客、自信過剰の顧客には売れない。
【顧客が買う基準とは】
買う基準が変わる。 機能→信頼性→利便性→価格
ジャパネットたかたは2016年に商品を1/14にした。
戦略的に少ない商品で勝負することで価値、強みが出る。
【サブスクリプションモデル】
サブスクリプションモデルは、お客の契約締結がゴールではなく、スタートとなる。
売れるサブスクリプションモデルは、顧客に新しい体験を与えることができる。
【顧客開発】
賞賛された、セグウェイ、プレミアムフライデーの失敗から学ぶ。
商品開発ではなく、顧客開発することが大事。
マクドナルドはターゲット顧客を母親に設定して、V字回復を果たした。
ヒントはまだ、知られていない少数意見にある。そして顧客もニーズはわからない。
そのため、顧客に尋ねるのではなく、顧客を観察することが大事。
【高価格戦略の重要性】
製品ライフサイクルは、50年で1/5になったため、
フォローワー戦略は、より厳しくなってきている。
低価格と大量生産で、成功するモデルは業界で、1社か2社である。
高価格戦略を取り、戦略の選択肢を増やすことが大事。
【失敗を活かす】
ファーストリテイリングは、失敗を多くして学んでいる。
SKIPという、野菜販売、スポクロ、ファミクロ、海外展開等
失敗を繰り返し学んで、大きく飛躍している。
いかがだったでしょうか?
改めて、ビジネスの再定義が必要だと感じたのではないでしょうか?
デジタル変革により、ビジネスモデルも変革が迫られる昨今。
商品の売り方を変えるきっかけとなる本になるかもしれません。
是非、一読してはいかがだったでしょうか?
少しでも、皆さんの生活に華やかに彩りを与えられたら幸いです。
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