今回は、読書レビューです。
お金の真理 ~与沢翼が出したお金と幸せ、最終結論 与沢翼さんです。
秒速1億円の男として有名だった著者ですが、
当時経営していた会社は潰れて
海外を拠点として投資家として活躍しています。
昨今では、その投資家振りをTVで見ることもあります。
今回の著書では、キャッチーな内容が多々ありふれているのかなと
思って読んだのですが、そこは良い意味で裏切ってくれました。
そこには、お金に対する向き合い方、人生論等、
ある意味、基本的で確信をついた内容でした。
天国と地獄を味わった、振れ幅の大きい経験を積んだ著者だから
達観できる内容も盛り込まれています。
是非、おすすめな本です。
それでは、私が印象に残った内容について、エッセンスを紹介していきます。
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<0.欲望の日々から学んだこと>
・社会から認知されていることは、デメリットもあるが、
メディア戦略としてはメリットが大きい
・損切した株式銘柄こそ、反省をして次に生かす
・現実を直視して受け入れ、将来への活かし方を考え抜く
・自分で責任が取れる銘柄だけに投資する
・短期的に損をする行動は、長期的に得をすることが多い
・今の意思決定は今後10年後を左右する
・組織やチームで戦わず、個人で戦う
<1.お金とは何か>
・ダム経営のすゝめ 危機に内部留保は活きてくる
・お金は備蓄、備蓄はパワー リスクに備える
・ピンチは変化のきっかけ 変化は成功のきっかけ
<2.お金を守る>
・食事と住環境以外のコストを点検する
・世の中 ハニートラップだらけ より上位のカモの連鎖になっていく
<3.お金を作る>
・ソフトバンク 孫さんのように、40年前の時代環境で且つ、
天才の再現ができるとは思ってはいけない
・失敗例が世の中に出てくることは少ない
・商売は2つの要素 自分でメディアを持つこと そのメディアに商品を流すこと
・国内法人では、6,7割が赤字
・アーリーアダプターへの普及を確認してから行動する
<4.お金を増やす>
・投資やトレードをギャンブル的に捉えない
・欲望を解放せず、欲求不満の状態におく
・アマゾンのように短期利益を追わず、収益を投資し続けること
・商売の肝は、供給を絞ることができるかどうか
・直観で決めて、小さいテストを繰り返す
・直観、実行、反省のループを繰り返す
<5.お金に愛される生き方>
・足るを知ること
・自分が儲かる前に、自分の拠出したお金で儲ける人がいる事実
・時代のテストを受けて、生き残ったもの、サービスが本物
・知識を経験に変えて、血肉にしたものでなければ人は変われない
いかがだったでしょうか。
過去、さんざん散財してきた著者が、堅実で確実な投資を
行っていることが読み取れる内容になっています。
今まさにお金を持つ機能を理解し、どう活用すれば
より豊かで、華やかで彩りのある人生を送れるのか、
考える機会を得るチャンスかもしれません。
本書で、より良い未来に向かって一歩踏み出してはいかかでしょうか。
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