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新規事業の立ち上げプロセスとは?「新規事業の実践論」後編(2/2) 麻生要一

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成功は1000に3つと言われる新規事業の事業化のコツとは

今回は読書レポートです。

 

一生食える普遍的スキルが身につく

 「新規事業の実践論」 麻生要一 さんです。

 

今回は、その後半になります。

では、本の中身を見ていきましょう。

 

 

 【新規事業の検討方法】

とにかく、顧客視点であること。社内向けの確認、事例、調査、会議、資料を

一切せず、顧客と仮説の検証をひたすらやる。

 

筆者の経験では、300回程度顧客と訪問とコミュニケーションすればものになる。

PJには期限があるので、2回以上/1日

 

MVPのレベルは6段階ある。最初はお金/時間かける必要なし

 

1.Paper

2.Analog

3.Combination

4.Only Visual

5.Prototype

6.Minimum Viable Product

 

【新規市場立案のスキル】

顧客の関係者の星座を作る。意味のあるレベルの市場規模を設定する。

 LTV>CACを常に計算して、過剰な投資は控える。

LTVは平均顧客売上ではなく、平均顧客粗利を使用する。

 

一般的なマーケティングの4Pではなく、3P Product,Price,Primary Customer Successを使用する。最初の顧客の成功に注力する。

 

Primary Customerはイノベーター理論のイノベーターであり、

その他のほとんどの顧客が新規事業にネガティブである。

 

【社内会議の意義】

立ち上がっていない新規事業を評価することはできない。

 

社内会議の意義は、重箱の隅をつつくこと。

決議内容を上司にリスク含めて説明できるようにすること。

 

【社内会議の攻略法】

6つの攻略法がある。

1.数値ロジック(数値を分解して、日本語で理由を説明できるようにする)

2.顧客の生の声

3.リスクシナリオと撤退ライン

4.関連諸法規の提示

5.社内キーマン、社外権威者のコメント

6.空気を読んだ戦略図

 

【経営陣の行動指針】

画期的なアイディアという病。 

IPhoneでも、”なめらかに動くインターフェースを持つタッチパネル式携帯電話” 

 

事業規模を問わない。そして、決裁権限を下に与える。

 

 

いかがだったでしょうか?

若干、そう少し解説が必要な箇所もあったと思います。

 

この本には、私の経験上も、共感できる話がたくさんありました。

 

やはり、新規事業を行う時には、既存事業はいかにリスクを抑えて事業を行うかが

戦略なのに対して、新規事業はいかにコストを抑えて失敗を許容しながら

とにかくやってみる戦略が必要で、性格が違うものです。

 

これをきちんと理解した上で、企業全体としてサポート体制を構築しつつ、

検討を進めることが重要と考えています。

そういう意味の組織風土ではリクルートが最先端を行っているのでしょう。

 

最近では、新規事業の部門に配属されたなんていう人が増えてきたと思います。

そういう人は既存領域で優秀な人が選出されている人が多いと思います。

 

そんな人には、この本で視点を変えて、

自分の仕事の在り方を考えてみるのがおすすめです。

 

少しでも、皆さんの生活に華やかに彩りを与えられたら幸いです。

 

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