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新規事業の立ち上げプロセスとは?「新規事業の実践論」前編(1/2) 麻生要一

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成功は1000に3つと言われる新規事業の事業化のコツとは

今回は読書レポートです。

 

一生食える普遍的スキルが身につく

 「新規事業の実践論」 麻生要一 さんです。

 

麻生さんは、新規事業の創出で有名なリクルートの出身で、

現在は事業を起こして、CEOとなり複数の事業プロジェクトを手掛けているようです。

 

実は、私自身も約1年という短い期間でしたが、新規事業の検討する組織のメンバーに

なったことがあります。

その経験もあって、自分事のように頷かせられることが多く書かれています。

社内起業家になるためには、個人だけではなく、会社として新規事業を応援、

推奨する環境を整えることがとても重要と感じています。

なぜなら、成熟した既存市場とは尺度が180°近く違うのです。

 

2020年デジタル元年において、デジタルと新規事業は相性抜群だと思っています。

これからの課題先進国 日本には必要な経験値が詰まっています。

今回は気づき事項が多く、ボリュームが多くなったので、前編、後半に

分けて綴ります。

では、本の中身を見ていきましょう。

 

【これからの必須スキル】

今、企業の中にある仕事は、今後将来、定年後に必要とされない仕事になる。

新規事業開発は唯一、個人と会社の未来が一致する仕事

 

【国ごとに合った新規事業の形】

 アメリカ:スタートアップ企業に投資し、既存の大企業がスタートアップ企業を買収して取り込む

 中国:政府主導型で成果を上げるイノベーション創出

 日本:日本の労働者は手厚く守られているため、社内起業が合っている。

 

【リクルートの実績】

 キャッシュフローがプラスになった時点で、大量に新規事業に投資し続けた。

その結果、現在は、日本で時価総額20位以内に入っている。

 

【WILLを作る】

 誰のどんな課題をなぜあなたが解決するのか? を定義する。

 肩書を捨て、一人の人間として、ゲンバ、ホンバ(シリコンバレー、深圳等)に

触れながら、当事者意識を持って考え抜くこと。

やりたいことが決まったら、沢山の人に話し、小さな約束を積み上げる。

 

【必要なメンバー構成】

 重要なのは、数と役割 

 数が多いとコミュニケーションが指数関数的に増えていく。筆者は2人がおすすめ

 役割を与える etc CEO,CTO  あるいは CEO,COO等

 また、チームとしてのレジリエンスとマンパワーも大事。

 ただし、前者と反比例する。

 

【創業チームに必要な力】

  Network×Execution×Knowledge 

  3つがバランスよくメンバーで構成されていることが大事。

 

【新規事業の実現段階】

  最初の段階の質問のタブー:儲かるのか、具体性がない、やる意義がない

  以下の6つのステージがある。

 

1.ENTRY期:顧客、課題、ソリューションの仮説を立てる。

2.MVP期:顧客を見つけてきて、仮説検証をさせてもらう。

3.SEED期:グロースドライバーを発見する。 LTV>CAC ※

4.ALPHA期:成長痛を克服し、CACの増大を抑えて、グロースを実現する。

5.BETA期:目指す規模は、既存市場と比較できる最小規模、カバナンスを考える

6.EXIT期:既存を凌駕する投資、IR方針策定

Company(卒業)

 

 ※LTV:Life Time Value  CAC:Custmer Acquisition Cost

 

後半は、新規事業立案のスキル及び成功に導く、社内会議の攻略方法です。

 

 

 

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