今回は投資について書き綴ります。
先ほど、2019年度のRIZAPの決算発表がありました。
当然、私もオンライン説明会に参加し、視聴しました。
株主としては、今年はV字回復を期待していたのですが、
残念ながら、このコロナ禍で、ECを強化すると言いながらも、
実店舗中心のRIZAPグループは漏れずに直撃だったようです。
4-6月期もかなり厳しい営業状態が続くと思われます。
ただ、良い兆しも確認できました。
ターンアラウンドの道のりは厳しいかもしれませんが、
徐々に筋肉質な企業体になっていくことが見て取れました。
では、その中身に入っていきましょう。
以下、5点に整理しました。
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1.売上収益/営業利益
売上収益は前年比3.8%減の2030憶円
営業利益は前年比+76憶円の▲7憶円 でした。
思ったよりも健闘したのではないでしょうか。
2.Q4の結果
コロナ影響によるQ4の結果は、
それまでQ3までの累計 43億から▲7憶円の悪化なので、
▲50億円の営業利益ということですね。
まさに直撃です。
3.まだ資金はある
昨年末と比較して、150億円減りましたが、
過去の絶好調だった時の増資乱発で、
また、270億円あり、運転資金は潤沢です。
4.販管費減が期待できる
売上収益がほぼ同じなので比べやすいのですが、
昨年と比べて販管費が98億円減っています。
昨年は968億円あったものが870億円に減っているのです。
この状態を継続、さらに改善できるかが回復のキーになって
いくものと思います。
5.更なる改革に着手している
M&Aで買収した企業にはスタッフ機能が点在しているため、
これをグループ共通機能を統合し、かつ購買の
スケールメリットを出そうとしています。
過去の決算発表でも言及していたのですが、このコロナ禍で
いよいよ必要に迫られ、且つ実施しやすくなったものと
考えます。また、在宅勤務の定常化により、オフィスの賃料を
大幅削減できるように取り組んでいます。
1年前、1年後の黒字をコミットした社長ですが、
残念ながら達成できませんでした。
このコロナ禍で配当は見送り、しかしながら株主優待は継続してくれました。
結果は、やはり厳しい決算結果でしたが、改革を進めていたため、傷口は
大きくならずに済んだとも言えると思います。
どんな企業でもコロナウィルスの影響は不可避です。
ただ、この状況を変化の機会として捉えて対応していく企業が
生き残っていくものと思います。
運転資金もありますし、変革ができる時も得ています。
低迷する株価ですが、我慢しながら復活を期待したいと思います。
この嵐の時に、資産運用の船が転覆しないように戦略を練っていきましょう。
また、皆様の健康を祈って、今回の記事を締めたいと思います。
(*本内容は、特定の銘柄、取引を推奨するものではありません。取引に当たっては、ご自身のご判断でお願いします。売買で被られた損失に対し、著者は何らの責任も持ちません)
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