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定年に向けた悩み解決の糸口になるか 最新本レビュー:定年消滅時代をどう生きるか 中原圭介

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今回は、最新本レビューです。

紹介するのは、経済本を数多く出版している中原圭介さんの本で、

「定年消滅時代をどう生きるか」です。

 

これからの長い人生にどう生きるか、切実ですね。

少子高齢化社会、働き方改革、年金問題、デジタル化、いろんな問題が一気に

押し寄せてきている印象です。

時代に自分のスキルをフィットさせていかないとこれからの時代は生きていくのが

厳しくなってきそうです。企業としても、中高年の人員をリストラで減らして、

デジタル人材を獲得する動きが今後加速しそうです。

そんな中、本書を手に取り、読んでみました。

 

【働く期間の増加】

今後、70歳から75歳まで働くことになり、働く期間が50年

会社寿命が20年超なので、1人あたり、平均2.5社働く計算になる。

 

【中途採用の拡大】

トヨタが中途採用を現在の1割から3割に、将来的には5割に引き上げる予定

 

【人口減少】

2050年頃には、総人口は1億人を割る。

生産年齢人口(15歳~64歳)は5000万人を割る。

 

【定年の延長】

ドイツは65歳定年で、今後定年、年休支給年齢引き上げ方針 他のヨーロッパの国も同様。今後は、日本も定年を引き上げて働く人を増やすのが現実的。

日本では、2025年まで企業が65歳まで雇用することを義務化。

 

【認知症の人の数】

 500万人以上いて、65歳以上の15% 定年延長は認知症の予防に繋がる。

 

【スキル獲得の期間】

昔は、スキル獲得に10年、ないしは20年必要だったが、デジタルの発展により、

数年で獲得できる。

 

【転職の現状】

8年連続で、転職人数が増えている。特に中高年齢層の人数比率が増えている。

尚、NTTでは、AI,データ分析の人員の3割がGAFAに引き抜かれている。

 

【スキル獲得の必要性】

これからは、外のキャリアに繋がるスキル獲得を積極的に取り組まなければ

落伍者になってしまう。違うスキルを3つ持てば、稀な人材になることができる。

その上で、好奇心を持ち、楽しむ態度が大事。

 

【読書の必要性】

アメリカの大学生と日本の大学生を比較して、読書量は10分の一。

歴史学と経済学等、複数の分野の専門性を獲得することがこれからは大事。

スマートフォンを使い続けると、偏った情報のみ取り入れてしまい、

視野が狭くなる。読書により、思考力を鍛えることがこれから必要な基本的なスキル。

一流選手程、日頃から足腰を鍛えている。それゆえに多種多様な書物を読むことが

大事。特に古典がおすすめ。

 

いかがだったでしょうか。これから起こる現実的な将来と、それに備えて

どのような準備をすべきか。日頃、毎日の意識を持つことによって、

不透明な世の中から一筋の光が見えると思います。

少し、スマホの時間を節約して、この本を読んで読書力を鍛えては

どうでしょうか?

 

 

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定年消滅時代をどう生きるか (講談社現代新書) [ 中原 圭介 ]