読書レポートをお届けします。
今回はいつもと趣向が異なりますが、私は小さいころからダウンタウンや
ウッチャンナンチャンを中心にお笑いを見てきて育ったわけですが、
社会に出ても、笑いのセンスは結構重要だと思っていて、笑いでピンチを切り抜けることができることがあります。
そういう意味では社会人にとっても笑いのセンスは大事だと思うのです。
それで、ナイツ 塙さんのこの本が発売され、面白そうだなあと手に取りました。
お笑い芸人の最前線の人が他の芸人をどう評価しているのか等、とても参考になりました。意外ととても高度なテクニックを持っている芸人等もわかり、新発見することもありました。今回は、私が心に残った内容を中心に紹介していくことにします。
【M-1は関東芸人には勝てない】
M-1ではしゃべりくり漫才とコント漫才のうち、しゃべくり漫才が強い。吉本興業の主催もあり、関西芸人の方が受け入れられやすい。
【実戦で試すことの重要性】
カブスのダルビッシュ有は、変化球を試すとき、いきなり実戦で試すとのこと。
漫才もお客さんと一緒に作っていくもので、経験を積み重ねていくと勘がついてくる。
練習をしすぎると、新鮮味がなくなって不自然さが出てしまう。
【M-1は100m走】
寄席は10000m走で、M-1は100m走でそれだけ協議が違う。4分で笑いをまとめなくてはいけないので、序盤30秒で中くらいの笑いを取り、だんだん後半に従い、笑いを積み重ねて、最後に大受けを取れれば勝ち。この4分の使い方が重要。
そのため、大きな間を取る漫才をした、スリムクラブは革命的なこと。
活字に起こすと、NON STYLEの半分しかしゃべっていない。
【ヤホー漫才を発見】
2007年 言い間違えでボケまくるヤホー漫才を発明した。
じつは、サンドウィッチマンとナイツのネタは少し似ている。ボケとツッコミのセンテンスが非常に短く、ボケ数を増やせる。やはり、芸人はネタが全て。ウケる人程、余計な無駄話を挟まない。
【M-1は新しいものを求めている】
新しいスタイルを評価する傾向にはある。
ただ時事ネタは笑いと相性がいい。ネタ切れしないし。そういう意味では爆笑問題とナイツは似ている。
【南海キャンディーズ/オードリーは偉大】
相方のしずじゃんをむちゃくちゃに演じさせておいて、山ちゃんがツッコミでフォワードとして一言で回収していくのがすごくて、ツッコミの概念が変わってしまった。
オードリーもかみ合わない、ズレ漫才を発明した。
いかがだったでしょうか。
私はこの本を見て、YOUTUBEでM-1関係のビデオを鑑賞したくなり、見ました。
台風で大変な日ですが、身の安全を確保した上でお笑いでリラックスしたいものですね。
本の内容は、いろんな登場人物が出てきすぎて、かなりここでは表現できませんでした。
やはり、これだけ長年お笑いを見てきても、プロにしか気づけないテクニックや技が
あるものです。
商売ですので、テレビで多分赤裸々に語ることは少ないのでしょうが、本では節々に感じられる文章がたくさんあります。
是非、お笑いが好きなサラリーマン、ちょっと悩める仕事を忘れてお笑いの世界にはまりたい人に超おすすめな本です。売れているようです。
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