今回も、前回に引き続き、読書レポートをお届けします。
GAFAに克つデジタルシフト です。
さっそく中身に入ります。
<デジタル時代の打ち手とは>
【デジタルシフトを成功に導く】
世界で、最もデジタルシフトに成功した企業はDBS銀行。2009年にGAFAが銀行に進出するとしたら何をするのか徹底的に考えてデジタル取引が収益の柱になる企業に変貌した。日本ではリクルート 紙メディアからネットへの転換を進めた。自社を破壊されるくらいなら、自分たちで破壊しにいくという意識の高さを持っている。
【デジタルシフトの条件】
以下の10個に定義される。
失敗の5項目(成功への裏返し)
①トップのデジタル化の覚悟がない
②デジタルをわかっていない人が責任者になる
③既存事業を優先させてしまう
④デジタルの責任者に権限が与えられていない
⑤トップがデジタルシフトのワクワクする未来を語れない
さらにプラスして5つの成功の方法
⑥組織を既存領域と分ける
⑦デジタルシフト経営チームを組成する(CDO+CMO+CTO+CCO)
⑧デジタル人材で固める
⑨経営者がデジタルを学ぶ
⑩社内の人材をデジタルシフトさせる
【経営者がデジタルシフトするには】
タッチテックを心がける。すなわち、最新の技術に触れて、体験してみる。
ウーバー、フリマアプリ、VR,AR等。スタートアップイベントに参加して、体験する。
情報を常にアップデートし続ける。
【デジタル時代に求められるスキルセット】
デジタル人材4職種とは、マーケター、テクノロジスト、クリエーター、ビジネスプロデューサーである。
・マーケター:顧客ニーズと行動をとらえ、自社収益に変換する
・テクノロジスト:顧客ニーズを直接吸い上げ、デジタル技術で価値を生み出す
・クリエーター:ユーザーとの接点の品質や魅力を上げる
・ビジネスプロデューサー:デジタル時代の収益構造を設計する
【デジタルシフト人材育成プログラム】
ここでは、オプトが手掛ける、教育プログラムを紹介している。
中国視察ツアー、メディアのデジタルシフトタイムズ、SIGNATE QUESTを使った
AIシステム開発等を紹介している。
いかがだったでしょうか。
GAFAの事業展開を紹介して、今後の企業への影響の大きさを再確認するとともに、
企業のデジタル化のための一つの道標、行動基準を教えてくれました。
デジタル化の波がやってくるのは間違いありませんから、早く対応して、自分を
アップデートした方が良いと感じました。
これからの時代に即した武器を早く身につけたいものです
デジタル化のミッションを持っている方、今後のスキル獲得に悩んでいる方、
背中を押してくれる良書です。是非おすすめです。
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