今回は読書レポートをお届けします。
経営者のためのデジタル人材革命 GAFAに克つデジタルシフト という本です。
筆者の鉢嶺さんはオプトホールディングスのCEOをやられている方です。
昨今、GAFAをビジネスが幅が広がっており、影響を受けない起業が少なくなってきました。私自身、既存の技術の延長戦上では、ゲームチェンジが起こっているので、変われない会社は淘汰されると思っており、その上、個人としてもデジタル技術を身に着けて置かないと、将来 居場所がなくなるのでは?と思っています。
そういった状況の中で、この本を見つけました。この本が私をデジタル人材に成長させるきっかけをくれたような気がしています。
さあ、さっそく中身に入っていきましょう。
<デジタル化の大きな潮流>
【現在のプラットフォーマーはどこの企業】
ほとんどが米国である。これは英語圏の人口は10億人いることが大きい。
中国もBAT企業がいるが、中国の人口も10億人以上いる。
【シェア】
広告のグーグル40%、フェイスブック20%で2社でほぼ支配。
また、米国のモバイル端末ユーザーが使っているアプリのトップ10にグーグル、フェイスブックのアプリが8つも入っている。また、位置情報はGoogle Mapsが独占。
最近は集合サイトよりもダイレクトサーチによるグーグルの情報やインスタグラムの情報からリーチする傾向がある。
【AIもGAFA有利】
AIの時代の3要素は、データの量と質、データを処理するコンピュータ、データサイエンティスト。これもGAFAが有利。
【アマゾンが影響大】
アマゾンはECモールの場所貸しから、データを分析して売れ筋情報を得て、
メーカーになりつつある。宅配も将来、アマゾンかウーバーが牛耳る可能性が高い。
家庭の営業マン、ショップとしてアレクサが全て対応できるようになるかもしれない。研究開発も1年で2兆円を超える投資をしており、世界一。
【産業革命の3要素】
エネルギー、コミュニケーション、輸送の変化である。エネルギーは第1,2,3次産業革命と、石炭、石油、原子力となり、今後は太陽光、風力といった再エネへ。
コミュニケーションは、印刷技術により新聞が生まれ、通信技術により電話、インターネットと変化、第4次はIoT、AIへ。輸送は、蒸気機関の発明から鉄道、自動車、飛行機、ハイブリッドカーに移行し、第4次は自動運転等のCASEへ。
【AIの進化は中国の動向を】
中国は2030年には、160兆円規模に拡大させると宣言している。実際、カメラでの画像認識で、自動車の混雑状態でロボットが車線を変更することができる。近い将来、俳優が一度演技すれば、後は一生 AIが演技をしてくれるようになるかもしれない。
前半戦、いかがだったでしょうか。
大きなテクノロジーの進化と、変化しなければ日本の企業自体が淘汰されるような気がしませんか?
後半戦は、デジタル化の打ち手の内容になっていますので、次回紹介します。
お楽しみに!
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