読書レポートをお届けします。
ながら起業 明日クビになっても大丈夫な働き方 小野りつ子さんです。
小野りつ子さんは、中国で育ち、日本で結婚して日本に住んでいる方で、
ながら起業歴 8年のようです。IT関係が専門とのことです。
昨今、テクノロジーの発展や社会保障制度の疲労、長寿命化により、働き方改革、副業解禁、終身雇用制度の崩壊等、新たな働き方が模索されています。
その中で、世の中の変化に事前に準備できるかどうかが生き残れるかどうかの鍵になってくると思われます。まさにCHANGE or DIE です。
ただ、転職のように極端に環境がかわるようなリスクを負うのではなく、副業から起業の間のながら起業のような働き方でリスクを抑えながら自由に働く環境の構築を模索することが大事になってくると思います。
さて、本の中身を見ていきましょう。
【しがみつき社員になるな】
会社のルール、常識に囚われるしがみつき社員になってはいけない。
これは日本独特の風潮であり、高度成長期等は合理的なシステムだが、これからは
通用しない。
【100%で走り始めるな】
中国では、約60%できたら営業を開始する。例えば新幹線のホームに階段しかなく、
エスカレーター、エレベーターがなくても気にしない。日本は100%工事完了しないと営業しない。このスピード感は全然違う。
【思考能力が奪われている】
SNS,ゲーム、スマホ、動画等の娯楽、集団教育、連帯責任等で、個人の思考能力が奪われている。
【ながら起業に必要なものは】
動機を持ち、行動すること。SWOTで自分の強み、弱みを理解し、どうしたいか動機をもって、実際に行動することが大事。
【ながら起業のメリット、デメリット】
メリット① 進退が自由にできる
メリット② 精神面、物質面に良い循環が生まれる(本業とのバランスが取れる)
デメリット① 後ろめたさを感じる(本業は変わらず頑張ること)
デメリット② 多方面でのリスクが増える(本業以外のリスク)
【今後の会社の在り方】
会社は今後は、管理部門のコアチームが残り、その他は業者やフリーランスへ発注する、分業型になっていくのではないか。 いわゆるエコシステムで、個人としてもエコシステムの構築が大事。
【ながら起業で利益を生み出すには】
① 売り上げを上げること
② 生産性を上げること
③ コストダウンをすること
④ PDCAを回すこと
いかがだったでしょうか。
これからの大変革の時代、一本足打法では、心許ないですよね。
読者の方はすでにブログのみの収益で生活を成り立たせている方がいるかもしれませんし、副業としてすでに成立させている方もいるかもしれません。
このような多様な生き方がますます、受容される社会になっていくのでしょう。
そのためのマインドを確立するためにも、800円程度で買えるこの本はおススメです。
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