今回は、読書レポートをお送りします。
今回も投資には関係ありますが、体が資本なのでこの手の本はよく読みます。
世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか? 等著書多数な
山口 周さんの本を紹介します。
新時代を生き抜く24の思考・行動様式として紹介されています。
この本では、オールドタイプの人間から脱皮し、ニュータイプの人間になるべきと
提唱されている本です。
<これから必要となる能力とは>
まず、衝撃的で納得なのが、物の飽和する時代に入り、解決する手段は世の中に多くあり、問題の解決をする人材はあまり必要なく、問題を発見する能力が求められている世の中になっていくということです。その過渡期にあり、不要な仕事が蔓延するとともに、VUCA時代の不確実性が高まる社会の中で筆者は経験、予測、最適化の無価値化が始まると提言しています。また、デジタル化による限界費用ゼロ化によるスケールメリットがなくなり、寿命の延長と事業の短命化で新しい価値にアップデートしていける人材でないと生きていくのが難しい時代だと書いています。
一つ、セグウェイを例に説明し、革新的な技術も世の中の課題を解決する大きなものではなかったと説明しています。
また、仕事に大きな意味を見出すことが重要で、戦争をなくすことを掲げる格安航空会社を上げています。安く様々な国を訪れることで、文化や知り合いを作り、結果的に戦争をなくしたいとのことで、ピーチ・アビエーションを例に説明しています。
<壊れない働き方>
日本では従来、HOWが重要視されてきて、どのようにして問題を解決するかということです。しかし、これからはWHY、WHATが重要だし、仕事を継続する上でこれが欠けると人間は壊れると主張します。確かに、私も意味のない、あまり役にも立たない仕事をした時に体が壊れそうになった経験があります。それに対する解決方法を本書から探すと、努力のレイヤーを変えてポジショニングする、痛みを感じたならば生存戦略上、「逃走」は最も有効な戦略と提言しています。ノーベル賞を取った山中伸弥さんも、整形外科研修医からポジショニングを変えて成功したと紹介しています。
<アンラーンの重要性>
これからは、過去の経験をアンラーンして、新しいことを学び続けないと生きてはいけない。過去の経験のパターン認識による「経験」は不良資産化するとのことです。
また、組織に対しては、きっちりオピニオンを出し、変わらなければエグジットする司姿勢が大事と説いています。
この本を読んで、確実にマインドが変わりました。皆が気づかない所で必要とされる人物像が変わっていっているのです。日頃の仕事に悩めるサラリーマンにお薦めです。
必要な人物像が変わっていっているので、
自分の考え方は合っている!
そう考えればいいんだ!
等、新たな発見があり、今後の行動に結びつくかもしれません。
是非読んでみてはどうでしょうか?
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