今回は、読書レポートをお届けします。
「資本家マインドセット」という本です。
以前、「サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい」という本を読みましたが、同じ著者になります。
氏によれば、投資ファンドは勝ちやすい仕事だそうです。
堀江貴文さんによると、勝ちやすいビジネスの基本は「初期コストがかからない」、「在庫を持たない」、「粗利率が高い」、「定期収入がある」とのこと。
確かにすべてマッチしていますね。
でも、これって、我々のようなブログをやっている人にも通じることはないですか?
だって、初期コストはあまりかからないし、プロダクト系をやっている人以外は在庫を持っていないだろうし、情報系、スキル系で儲けている方達は粗利率が高いだろうし、継続的な顧客を持っている方は定期収入がありますよね。
ということは、勝ちやすいビジネスの部類に入るということ。これは進めていく上でも安心で、励みになる話です。
で、僕が一番響いたのは、サラリーマンという職業は幕末の武士だという表現。
納得。
私なりにわかりやすく表現すると、
江戸 武士
昭和・平成 サラリーマン
令和 ?
大量生産・大量消費の時代は、サラリーマンは最適な職種だったかもしれないが、
今はマスカタイゼーションの世界。テクノロジーが世界を作る時代に入っています。
ライフシフトで、働く期間が今後増える予想も出ています。(遊びながら結果的にお金を稼ぐ形になるのかもしれませんが)
高校、大学を卒業するとサラリーマンになるのが当たり前だという環境から、今後、労働環境が激変するかもしれません。
書くのも怖いことですが、今後の若い方は、フリーランスや起業は当たり前、サラリーマンは滑り止めという考え方になるのかもしれません。
今の時代を生きる我々は転換期かもしれません。
組織でしかできないことが、どんどんパーソナライズされてきています。
また、氏が問題提起するのは、日本を支えてきた中小企業の後継者不足が深刻な課題になるとのことです。
つまり、サラリーマンが資本家としてのマインドセットを持ち、経営者、オーナーとして中小企業を支えることが自分にとっても後継者不足に悩む経営者にとっても最良の問題解決方法なのではないかとの提案なのです。サラリーマンで経験した業務内容が中小企業である程度簡単に横展できるのではとのことです。
そして、一番大事なこと それは自分の時間は有限なので、お金を儲けるために仕組化するということ。仕組化されればそこに労力をかけて回すか、丸投げしてお金を使って回すかですね。
これからの生き方を考えさせられる本です。