ジーンズメイトという会社を知っていますか?
ジーンズの他、OUTDOOR等のブランドをリアル店舗とECサイトで売っているアパレルメーカーです。9期連続の最終赤字に沈んできたカジュアル衣料専門店 ジーンズメイトに大きな変化があったのが、2017年1月にRIZAPがジーンズメイトの発行済み株式をTOB(株式公開買い付け)で取得、第三者割当増資を引き受けて、子会社化しました。
株価のトレンドを見ると、確かに2017年1月に上ひげをつけていますが、陽線となっており、売買出来高も付近と比べて急激に伸びています。このニュースを好感し、今後の経営改善が期待されて大幅な買いが入ったものと思われます。
私が投資したのは、2017年5月に300 円台で買い始めて、2018年12月頃には 1000円台で売り抜けています。
(出典:ヤフーファイナンスHP)
今思えば、私がこの株式銘柄で成功した教訓は以下の2つです。
1.月次情報から昨年度からの改善を確認
レストランやアパレス店舗等を運営する企業は月次を公表している会社があります。ジーンズメイトもその企業の一つです。月次の既存店及び全店の売上比の情報等が昨年実績と比較しながら表になっているものですが、その数字が徐々に上がってきました。買収後の経営改善が期待されている中でのリアルタイムの業績改善数値が確認でき、効果が表れてきたと評価されてきたのです。そのおかげで徐々に株価も上がってきました。このように月次を公表している会社はその数字をチェックしていると、四半期毎の決算発表に大きな予測ずれが回避することができたり、事前に経営状況の推移を確認できることがあります。
2.グループのブームに乗った
RIZAPが買収している会社が注目を集めている時期であり、この頃はRIZAPもイケイケだったので、RIZAPグループ企業全体が上がるような、世間で言われるRIZAP祭りが時々起こっていました。これは、日々期待値が上がっているような状況だったので、株価も上がりやすい雰囲気と環境だったのです。このブームに乗りつつ、割高だと判断したタイミングで徐々に利益確定しながら市場からイグジットしていくことができました。
以上から、教訓です。
1.月次をチェックして予測を検証しろ!
2.ブームは素直に乗ってみる!
皆さんの投資生活に華やかに彩りを与えられれば幸いです。
(*本内容は、特定の銘柄、取引を推奨するものではありません。取引に当たっては、ご自身のご判断でお願いします。売買で被られた損失に対し、著者は何らの責任も持ちません)
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