今回は、読書レポートをお届けします。
株で10万を1年で月収20万に!という本です。
はじめの前書きを見ると、初心者向けの本かなと思いましたが、
とても示唆のある本でした。
基本的には、小型株の方が、株価の上昇確率が高い! また、小型の新興成長株と配当重視の株のポートフォリオの組み合わせが最適との主張です。
内容としては、いろんな内需株の有望株の紹介があって、読み物としていろんな発見があって面白かったです。
私はいろんな本を読んで、気を付けているのですが、読書の初期の頃は恐怖やネガティブなことがタイトルな本を少し買っていました。それは人が心を動かす理論に乗っ取っており、プロスペクト理論だと損失、ネガティブを過大に評価しがちです。でも、私の経験上、結局ネガティブなタイトル、内容の本はポジティブな行動に結びにくいという結論に達しています。
皆さんも本を読むときには気を付けましょう。
話が大分脱線しましたが、氏が内需の小型株を推している気持ちは私にはわかります。
以前ブログで紹介している株式銘柄を見ていただきますと、内需株が多いと思います。
これは、勉強する毎に段々とそうなったのだと思います。
著者が主張するように、グローバルで有名な会社はすでに現在、将来含めて経験豊富なアナリスト達が評価済で、今後、10倍の株価にはなかなかならないと思います。
その状況とは異なり、小型新興株は成長が確認され、いったん注目されると一気に株価情報が期待できます。様々なIRイベントも期待できる所です。
それともう一つ、日本株は外国人の保有が3割、売買代金は6割程度になっています。
内需株は相対的に国内で生活している人が実感的にやはり、はやり、トレンドに気付きやすく、先行投資、早期の仕込みにも繋がりやすいのではと思っています。
以前の株の鬼100則と共通しているのはチェックした株を暴落時に仕込めということ。
これは、難しいですが、必要な意識です。よく物を買うときはバーゲンセールを狙いますよね。それに備えてキチンと貯金できる人は猛者ですが、それと同じように余裕資金をある程度持っておいてバーゲンセール時にある程度分散した資金を相場に逆らって投入できるかどうか、これが儲けられるかどうかの試金石と思います。株は美人投票とよく言いますが、その前に自分がマイノリティになれるかが大きな分かれ道です。
この本のタイトルは、ちょっと疑問に思うところがありますが、投資家としては新たな発見があった本でした。
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