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儲からない個人投資家には哲学がない 読書レポート:株の鬼100則

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今回は、読書レポートをお届けします。

株の鬼100則という本で、45年間市場と対峙してきた百戦錬磨の個人投資家さんが書いた本です。私が15年の経験なので、私の3倍の年月を経て得られた教訓です。

 

上昇トレンドの中の押し目を狙う。 

これは私もこのようなスタンスなので、共感しながら読むことができました。

 

全般的に、市場から退場しない、できる限り負けないことに主眼を置いた内容でした。

だけど、これって大事ですね。大きな下降トレンドに巻き込まれないように上昇の波に乗って、且つ市場に居続ける(時には休む)ことは必要十分条件です。

上がって株を売却して、下がって株を購入してというようなリズミカルにトレードできれば良いのですが、現実にはなかなか難しいですね。

 

私は意識していませんでしたが、原油の動きが株価を動かすというのは確かにそうだなと思いました。潤沢に利益ののったオイルマネーが株式市場に流れやすくなるのですね。

これを拡大解釈すると、市場参加者を意識することも大事ですね。取引時はあまり、他の人のことを考える機会は少ないですが、株を実際に取得している人、機関、実際に取引に臨んでいる人を意識しながらトレードすることは重要なのかもしれません。

 

また、損切徹底の大事さ、余裕資金の確保等、改めて必要なことを再認識しました。

相場を見ていると、すぐに取引したくなりますね。でも営業日は常に市場は逃げも隠れもせずに空いているので、忍耐強く取引することが大切だなと改めて感じました。

 

ふと思ったのが、よく、トイレに今日の格言カレンダーをかけているじゃないですか?

日めくりになっているアレです。

 

あれと同じように、机の上のパソコンの横に置いて、取引前とかにパラパラめくって毎日1つ確認した上で、株式相場に臨むというような使い方もありだなと感じました。

ちょっとやってみたいと思っています。

 

でも、こういうのはある程度 株式相場を経験しないと身に沁みないこともありますね。

株のやり始めとかだと、「そうそう、いつもそういう動きするよね」、「あっ、あの時のトレードと一緒」、「やっぱり、自分の考え方は合っていた」とかあまり感じないような気がします。

 

そういう意味では、全くの初心者というよりは、ある程度株式相場で取引した人が読むのが良いのだと思います。

やっぱり、株って奥深くて、面白いですね。株式市場へは身銭を投入するので、真剣勝負ではありますが、楽しみながら取引をやりたいところです。

皆さんの投資生活に華やかに彩りを与えられれば幸いです。

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