よく、歴史は繰り返されると言われます。世界情勢において、似たような事柄が違う世代で起こることはあります。
これを株において考えてみると、同じ人が過去の延長線上の考え方で取引しているわけで、これは、株取引の履歴を繰り返しやすいのではと思った次第です。
つまり、成功体験、失敗体験を分析すれば、おのずと自分の勝率は上がるし、皆さんと共通の学びがあるのではと考えました。
今回は、儲けた編で、JINSを紹介します。
JINSはアイウェアの販売を行っている会社です。
https://jinsholdings.com/jp/ja/company/profile/
当時のジェイアイエヌからジンズホールディングスに変わっているので、チャートが
確認できないのですが、
2012年8月 1600円台で買い始め、2013年11月に4000円台で売っています。
私がこの株式銘柄に出会ったのは、買い始める前にあるデパートのJINSショップを見つけ、すごい行列を見たからです。その後、調査すると、当時、数万円が当たり前のアイウェアが5000円弱で売られ、その後、フレームが軽いAirシリーズや花粉CUTが可能なアイウェア等販売しています。
今思えば、私がこの株式銘柄で成功した教訓は以下の2つです。
1.顧客の需要に応える商品を爆発的に提供していた
新しいコンセプトの商品を世に出して経済合理性とその商品価値が受け入れられた場合、店舗の数も少ないため、今思えば、需要>>供給の状態だったと推測されます。
そのため、爆発的に業績が上がっていったものと考えています。
2.株を買う、売るタイミングが良かった
皆さんは、イノベーター理論をご存じでしょうか? 商品購入の態度を5段階に分類したもので、イノベーター(2.5%)、アーリーアダプター(13.5%)、アーリーマジョリティ(34%)、レイトマジョリティ(34%)、ラガード(16%)に分類されます。
私が株を購入したタイミングは、アーリーアダプターが買い始めたタイミングではないかと思っています。したがって、その後のーリーアダプター(13.5%)、アーリーマジョリティ(34%)が商品を買うタイミングで業績が上がっていったものと思います。
また、一方的に継続してそのまま業績が上がり続けることはありえません。
私の場合、2013年11月に売却したのですが、記憶では、株価トレンドは横ばいまたは下落傾向だったことを記憶しています。出口戦略は大事ですね。ただ、そのまま塩漬けしておけば現在はその時の株価を回復しているかもしれません。ただ、資金はその期間寝ることになるので、資金効率は良くないかもしれません。
以上から、教訓です。
1.顧客の需要に新たに応える商品を提供している企業を探せ!
2.マジョリティが気づいていない企業を探せ!
皆さんの投資生活に華やかに彩りを与えられれば幸いです。
(*本内容は、特定の銘柄、取引を推奨するものではありません。取引に当たっては、ご自身のご判断でお願いします。売買で被られた損失に対し、著者は何らの責任も持ちません)
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